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学生向けコンテスト「第2回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の決勝における岩田副総裁挨拶要旨

2006年12月9日
情報サービス局

 皆さん、本日はようこそお越し下さいました。「第2回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の決勝を開催するに当たり、主催者を代表して一言ご挨拶申し上げます。

 「日銀グランプリ」は、日本銀行による新たな金融教育の取り組みの一つとして昨年度からスタートしました。学生の皆さんに、わが国の金融・経済の現状と将来について自分達の問題として考え、議論してもらうきっかけになれば、との思いを込めたもので、これからも継続的に実施していく予定です。

 第2回目となる今回は、「日本の"金融力"を高めるために ~3つの視点から~」をテーマとし、「個人・企業と金融との関わり」、「教育の果たす役割」、「中央銀行・金融政策への期待」という3つの切り口から学生の皆さんに考えてもらうこととしました。その結果、全国から合計35篇のご応募がありました。本日はその中から書類審査を勝ち抜いた4チームの皆さんにこの場でプレゼンテーションをしていただきます。応募作品全体についてもいえることですが、首都圏だけでなく地方の大学からの応募が多数ございまして、本日も4チーム中3チームは、四国、九州からお越しいただいております。論文のテーマも、「投資事業組合」、「コミュニティバンク」、「地域通貨」、そして「個人向け地方債」と、地方の視点も踏まえた大変楽しみな顔ぶれとなっています。

 また、今回の決勝では、日本銀行の外から、ジャーナリストの池上彰様、前経済同友会副代表幹事・専務理事の渡邉正太郎様のお二人に審査員に加わっていただきました。日本銀行内部からの審査員3名ともども、学生の皆さんと有意義な討議ができればと思っております。

 本日は会場に決勝進出チームの応援団の方々を始め、学生や大学関係者の皆さんにも多数お越しいただいています。ご来場の皆さんには、後ほど日本銀行内の見学ツアーにご参加いただくことも予定していますので、この機会に、日本銀行についてのご理解とご関心も深めていただければと存じます。

 それでは、前回にも増して活発で実り多い決勝となることを祈念しまして、私からのご挨拶とさせていただきます。

以上